電子レンジを中心に、時短調理におすすめの”Kindle unlimited”で読めるレシピ本を紹介します。時間がない時でも役立つ調理方法が載っています。簡単なレシピが多いので、一人暮らしを始めた人や料理初心者にもおすすめの料理本です。電子レンジで便利な調理器具も紹介しています。
毎日料理をするのは大変だし、そもそも料理をするのが面倒くさい日もあります。 そんなときに役立つのが、電子レンジをはじめとした時短レシピ。これらの料理本があれば、あまり時間のないときでも、効率よく調理することができます。また、簡単なレシピが多いので、一人暮らしを始めた人や、料理初心者にもおすすめです。
今回は、電子レンジを中心に、料理の時短に役立つおすすめのレシピ本と、あると便利な調理器具を紹介します。ここで紹介したレシピ本のほとんどは、Amazonの月額サービス、Kindle unlimited(キンドル アンリミテッド)で読むことができます。
※Kindle unlimitedでのサービスを終了したレシピ本も紹介しています。また今後unlimitedのサービスを終了する本もあることをご了承下さい。
info Kindle Unlimited(キンドル アンリミテッド)とは?
Amazonが月額980円で提供している、本やマンガなど、電子書籍の読み放題サービスです。実はこのサービス、レシピ本がやたら充実しています。気づけば何冊もレシピ本を買っている人は、一度Kindle Unlimitedを試してみてはどうでしょうか?
電子レンジのおすすめレシピ本
電子レンジは使っているけど、冷めた料理のレンチンばかりの人もいるのではないでしょうか? 電子レンジのレシピ本も読めば、思ったよりも簡単に料理が作れることがわかります。 料理の下ごしらえにも使え、時短にもなります。基本的な調理方法は、材料を容器に入れて温めるだけ。コンロを使うこともなく、料理初心者にもおすすめです。
一発で加熱成功!味つけの失敗なし!ロジカル電子レンジ調理
ここがおすすめ
電子レンジの有効な使い方がわかるレシピ本。 塩はどのくらい使えばいいのか、レンジでどのくらい加熱すればいいのかなどの疑問に、論理的な答えが書かれています。 塩分については、レンジ以外でも覚えておきたい知識です。
レシピももちろん載っていますが、メインはレンジの使い方です。 個人的には、野菜のほか、春雨、マカロニなどの、食材の下ごしらえが実用的だと思います。 そうは言っても、1品増やしたいときや、時短で作りたいときには、レンジで作れるレシピが活躍します
タブレットでも見やすいレイアウトです。無駄な空間のない、写真の使い方も見やすくなるように工夫されています。
気になるところ
レンジの使い方がメインなので、味付けはシンプルで一貫しています。「ロジカル調理」というタイトルですが、本格的な本ではありません。
ひとりぶんのレンチンスパイスカレー
ここがおすすめ
レンジで簡単にカレーを作るという、革命的で実用的なレシピ本。材料を入れてレンチンなので、調理が簡単で、失敗がありません。本来時間がかかるカレーを時短で作れます。
どうやってアレンジすればよいかのアイデアが、最初に説明されているので、自分好みにレシピをアレンジしやすいです。好みの味に調整すれば、何度も同じ味を再現できます。
文字がおおきめでわかりやすいレイアウトなので、タブレットでも見やすいです。
調理器具
この本ではレンジでカレーを作るときに便利な「スチームポット」という容器が使われています。 蓋付きの耐熱ガラス製品になります。詳しい説明については、この後の「おすすめ調理器具」でしております。耐熱ガラス製品の説明は こちら。
気になるところ
タイトルに「ひとりぶんの」とついている通り、電子レンジでは、一度に大量には作るのに向いていません(2人分は大丈夫)。 その場合は、同じ著者が出している「ひとりぶんのスパイスカレー」のほうをお勧めします。
シリコンスチームなべ使いこなしレシピBOOK2
ここがおすすめ
シリコンスチーマーがおまけでついてきたレシピ本ですが、味付けが自分の好みだった本。kindle版があったので紹介します。Kindle版は、もちろんシリコンスチーマーはついてきません。
シリコンスチーマーのレシピだけではなく、使い方、注意点がわかります。おかずだけでなく、ご飯ものやパスタ、デザートのレシピもあります。フライパンを使わず、電子レンジだけで手軽に作れます。
シリコンスチーマーのレシピ本自体が少ないので、意外と重宝する本です。 2冊出ていますが、キーマーカレーや酢豚(風)、チンジャオロースが作れる2がおすすめです。unlimited会員の人は両方読んでみてください。
調理器具
シリコンスチーマーの詳しい説明については、この後の「おすすめ調理器具」でしております。シリコンスチーマーの説明は こちら。
気になるところ
電子レンジで手軽に作れる反面、レシピ自体はシンプルです。一味足りなければ、自分好みの調味料で調整しましょう。
字が小さいので、大きめのタブレット推奨です。
料理の合間に5分で完成! 電子レンジでついでにつくりおき
※この本は、2022/9/28現在、Kindle unlimitedサービスの対象外になっています。
ここがおすすめ
電子レンジの加熱時間をいれても10~20分で作れる、忙しいときに活躍するレシピ本。使う調味料が最低限なので、ほとんどが家庭にある調味料だけで作れます。
冷蔵庫・冷凍庫でどれぐらい持つのかの目安が書かれています。同じ系統の材料を使えば、効率よくつくりおきが作れます。つくりおきの悩みを解決するコラムも書かれており、味付けの変化、失敗したときの対象法など、実用的な内容です。
気になるところ
時短、家にある調味料で作ることがテーマのレシピ本なので、食材も味付けもシンプルです。本のコラムでも書いてあるように、よりおいしく食べたいのなら、ひと工夫しましょう。
電子レンジ調理におすすめな調理器具
電子レンジ用の容器は買ってしまって、使わないまま放置という経験はありませんか?パスタ専用のやつをかったものの、使わずにしまっていませんか? 私も買ってきましたが、結局使っている道具は限られています。 その経験も踏まえて、電子レンジを使うときに便利な、おすすめの調理器具を紹介します。
耐熱ガラス製品
とりあえずこれがあれば大丈夫です。ガラスボウルのメリットははっきりしています。
メリット
- 油汚れに強い
- 色がつかない
- 変形しない
デメリット
- 重い
- かさばる
- 割れる
オーブンでもそうですが、電子レンジ料理は容器を汚しやすいです。プラスチック系のものだと、油汚れがなかなか落ちなかったり、カレーを作るとそのまま容器が黄色くなったりしてしまいます。ガラスボウルなら、色がついたり、変形する心配がありません。まさに電子レンジ調理の申し子のような存在です。
耐熱ガラスボウル
サイズは24センチ以上の大きさのものがおすすめです。少し重さがありますが、大きいものなら、パスタやご飯物、スープにも対応できます。収納場所があるのであれば、もっと大きいサイズをおすすめします。電子レンジ以外でも、肉に下味をつけたり、サラダを作るときなど、大きいサイズがひとつあるといろいろ役立ちます。
おしゃれな形のものもありますが、基本的には同じ形で揃えたいところです。デザイン性で選んでしまうと。ボウルが重ならず、置き場所に困ることになります。
耐熱ガラス皿
便利な耐熱ガラスボウルですが、そのまま食卓に出すには向いていません。電子レンジから直接食卓に並べたいのであれば、耐熱のガラス皿がおすすめです。 調理後の洗い物も減るので実用的です。蓋付きの鍋(キャセロール)タイプであれば、ラップも必要ありません。「ひとりカレー」で紹介されている、スチームポットもよくできています。ただ、サイズが小さいので、もう少し大きい製品も紹介します。
シリコンスチーマー・蒸し器
基本的には耐熱ガラス製品があれば大丈夫ですが、シリコンスチーマー・蒸し器があると便利です。効率よく熱が入り、均一に蒸しやすいです。蓋付きなので、ラップがいりません。材料を容器に入れるだけで、温野菜や蒸し鶏を、手軽に作ることができます。
デメリットは、汚れに弱いことです。ガラス製品のようにずっと使えるものではないので、耐久性は少し難があります。
メリット
- 手軽に使える
- ラップがいらない
- 冷蔵庫に保存出来る
デメリット
- 汚れがつきやすい
- 油が取れにくい
- 耐久性
シリコンスチーマー
ルクエが有名ですが、個人的に折り畳めるものがおすすです。お皿と同じように収納できます。蒸し鶏や温野菜など、電子レンジで一品増やしたいときに便利です。 小型のシリコンスチーマーも、ちょっとしたものを温めるのに便利です。冷蔵庫にそのまま保存できます。
大きなデメリットもあります。色や匂いがつきやすく、油に圧倒的に弱いです。 蒸し鶏ならまだ大丈夫ですが、豚バラはアウトといった感じ。まるで油が落ちません。 油っぽいものを温めるときは、袋に入れたほうが良いです。 水分にも弱いです。収納前にきっちりふかないと、黒い汚れが残るようになります。
蒸し器
蒸すのが目的であれば、電子レンジ対応の蒸し器が便利です。肉まん、シュウマイなど、冷蔵品を蒸すのにおすすめです。 ブロッコリーやカリフラワーなど、量のある野菜を蒸すなら、それなりの大きさの物を選びましょう。
プラスチック製品全般に言えることですが、デメリットは高熱に弱いこと。中華系のタレなど、高温になるものが入ったまま温めてしますと変形するリスクがあります。あとは、普通にかさばります。使用目的、収納場所も考えたサイズを買うのが良いと思います。
時短料理につながるおすすめレシピ本
電子レンジ以外にも、時短につながる料理方法があります。ポリ袋を使った料理法や、作りおき、簡単な下準備で作れる料理など、おすすめのレシピ本を紹介します。
今回紹介しているのは、あくまで時短につながるレシピ本の紹介なので、準備に時間がかかったり、調理時間が長いものもあります。事前準備なしに、短い時間で1品作る場合は、電子レンジのレシピ本のほうがおすすめです。
アイラップレシピ 簡単・時短・手間いらず
著者が「アイラップ愛好家」になっているように、アイラップ中心に作られた本なので、内容は面白いですが、良い所も悪い所もはっきりしております。 また、このレシピ本は、アイラップと同じような性能のポリ袋でも代用できます。
アイラップとは?
電子レンジで使えて、保存性にも優れた、高密度ポリエチレン製の袋。120度まで耐えられます。
ここがおすすめ
無駄な空気の抜き方など、アイラップの実用的な使い方がわかるレシピ本です。袋を使った低温調理や加熱調理、冷凍・解凍などの方法が載っています。 アイラップユーザーさんの活用法やレシピのコーナーもあり、いろいろな活用法が報告されています。
基本的な調理方法は、袋に入れて湯煎になります。油汚れを気にしなくていいので、後片付けがすぐ終わります。 また、湯煎時間に合わせて鍋に袋を入れていけば、鍋がひとつでも効率よく調理できます。 実用的なのは、キャンプです。家で準備して、現地で袋ごと湯煎できます。キャンプ用のレシピも載っています。
気になるところ
時短料理本として紹介していますが、メイン料理の湯煎時間がそこそこ長いです(20分くらい)。 電子レンジや鍋で調理したほうが良いレシピがそこそこあります。さすがにスープのレシピは、鍋でよいかと。 ただ、湯煎中に他の料理ができるので、料理手順を工夫すれば、20分で複数の料理が作れます。
作業10分!低温調理器で、お店レベルのとろけるrecipe
ここがおすすめ
低温調理のレシピ本です。低温調理器の基本的な使い方と、肉を中心とした調理方法がわかります。 肉の部位ごとや調理方法の違いで、温度、時間の設定がわかるので便利です。 この本では肉を低温調理した後に、フライパンで調理しています。おいしく食べたいなら、このひと手間が重要です
もちろん肉だけでなく、魚介類のレシピもあります。 肉に合うソースやサイドメニューのレシピや、ヨーグルト、塩こうじの作り方も載っています。温度設定がある程度細かいので、温度調整できる低温調理機が必要です。
気になるところ
字は小さめですが、シンプルな調理法なのでタブレットでも問題ないと思います。レシピの数は必要最小限といった感じです。
低温調理器
低温調理をするには、専用の調理器具が必要になります。 スティック型の低温調理器を使う場合は、水が貯めれる鍋や容器が必須です。低温調理専用の容器はやたら高いので、深めの鍋か、100度に耐えれる大型の容器がおすすです。
温度調整が出来る電気鍋でも代用できます。ただ細かい温度設定をしたい場合は、低温調理器を使いましょう。
「水だし」でかんたん健康おかず
ここがおすすめ
見やすいレシピ
昆布と削り節を水につけるだけで作れる、「水だし」を使ったレシピ本です。水だしの作り方はもちろん、それを使ったレシピが載っています。基本的には、材料を入れて冷蔵庫に入れておくだけなので、料理するときに出汁を作る手間が省けます。
レイアウトはタブレットでも見やすいです。すぐに作れるものが多いので、料理初心者にもおすすめです。
水だしの活用法
和風の水だしのだけでなく、洋風・中華風の水出しが紹介されています。和食だけなく、洋食も作るときにも役立ちます。だしを取ったあとの、だしがらを使ったレシピも載ってます。
ここが気になる
レシピはとにかくシンプル。水だしを使った基本レシピという感じです。 ご飯物など、主食になるレシピもありますが、どちらかというと副菜がメインになります。中華風水出しは、メイン料理のレシピが多いです。
おすすめの容器
フィルター付きの、細長いタイプの容器が便利です。水だしを作らない時でも、お茶や麦茶を作るときに活躍します。
簡単なのに本格! 絶品つくりおき
※この本は、2022/9/28現在、Kindle unlimitedサービスの対象外になっています。
ここがおすすめ
毎日毎日、料理に時間がかかってしまう。 そんな人におすすめの「つくりおき」のレシピ本です。時間のある時にまとめて作っておくと、毎日の料理時間が短縮できるうえ、食卓も豊かになります。
「袋詰め」は、チンジャオロース、生姜焼きなど、材料を袋に詰めて冷凍するレ作り置きです。解凍した中身を炒めたら完成です。冷蔵庫で日持ちする常備菜や、後でアレンジ出来るおかずの素や、すぐに作れる調味料など、使い勝手の良いレシピ本です。
おかずの素を作っておけば、それをもとに複数の料理を作ることができます。 使う調味料も基本的なものが多いです。家庭にある調味料で、ほとんどのレシピが作れると思います。
料理のヒント
コラムもあり、お弁当のコツや、料理時間を時短するための、素材の保存方法や調理のヒントが書かれています。また、こだわりの調味料も紹介されています。レシピの味に直結するので、ありがたいですね。
レイアウトはタブレットでも見やすくなっていて、レシピはシンプルなものが多いです。さっといいピン増やしたいときにも役立ちます。
気になるところ
タイトルに本格とついてますが、調理工程はシンプルです。いかに効率よく料理をするかがテーマの本なので、本格的な料理方法が書いてある本ではありません。