”Kindle unlimited”はレシピ本が充実しているのをご存知でしょうか? 今回はその中から、初心者向け、上級者向け、料理雑誌など、おすすめ出来る選りすぐりの料理本を紹介します。”キンドルアンリミテッド”なら、料理初心者向けも、パスタや野菜専門の料理本も、定額で読み放題です
たまには家庭で、ゆくっりと美味しい料理を作りませんか? 手間を惜しまず、丁寧調理すれば家庭でも十分美味し料理を食べることが出来ます。 今回はそんな人におすすめの、「Kindle unlimited」でも読めるレシピ本を中心に紹介します。
初心者向けから、本格的な本、調味料と味付け、料理雑誌まで、Kindle unlimitedなら、幅広いレシピ本が読み放題です。もちろんunlimited会員以外の人にもおすすめできるレシピ本を揃えてみました。
※Kindle unlimitedでのサービスを終了したレシピ本も紹介しています。また今後Kindl unlimitedのサービスを終了する本もあることをご了承下さい。
info Kindle Unlimitedとは?
Amazonが月額980円で提供している、本やマンガなど、電子書籍の読み放題サービスです。実はこのサービス、レシピ本がやたら充実しています。気づけば何冊もレシピ本を買っている人は、一度Kindle Unlimitedを試してみてはどうでしょうか?
料理初心者におすすめのレシピ本
Kindle unlimitedで読める料理初心者向けのおすすめのレシピ本を紹介します。料理初心者のための本というよりは、料理の基本がわかりやすく書かれている本を選んでいます。紹介している本は、使う調味料が最小限で、定番料理をカバーしています。
味つけ黄金比率で基本の料理100
ここがおすすめ
調味料のシンプルな配合を覚えるレシピ本。 配合した調味料(たれ)が、どんな味なのか、ほかにどんなメニューに使えるのかも書いてあります。オレンジページらしく、アレンジメニューも載っていて、実用的です。
主食だけでなく、副菜やドレッシングも載っています。ドレッシングは瓶に材料を入れて振るだけなので、いつでも使えます。 また、巻末に載っている、配合の一覧表が便利です。
見やすいレイアウト
この本の凄い所は見やすさ。 使う調味料が見やすい図で書いてあるので、一目でわかります。 料理工程が写真付きで、わかりやすく、説明もしっかりしています。 タブレットでも見やすく、料理本のお手本にしてほしいレイアウトになっています。
気になるところ
レシピ自体は普通の内容です。あくまで基本の味付けなので、自分の好みに応じて調整しましょう。
The 基本200
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The 基本200
- 著者: 小田 真規子
- 出版社: オレンジページ
ここがおすすめ
定番料理が揃っている、あると便利な料理本。和食、洋食、中華から、小物、汁ものまで、幅広くカバーしています。 調味料がどの家庭にもあるものが使われています。 おにぎりの作り方やそうめんのゆで方など、わりと教わらないレシピものっています。
ポイントとなる調理法には、なぜその処理が必要なのかを教えてくれます。 調味料の配合は同じで複数のバリエーションで紹介されている、スピード副菜カタログが便利です。 下準備がリスト化されているので、わかりやすいです。 また、レシピの横には別のバリエーションが紹介されているのもありがたいです。
気になるところ
調理工程が丁寧なこともありますが、文字が小さく、タブレット向きではありません。情報量が多いので、なるべく大きい画面推奨です。
Kindle unlimitedで読める料理雑誌
Kindle unlimitedeでも、定番の料理雑誌が読めます。 雑誌の一番のメリットは、旬のものや流行のレシピがすぐにわかること。手軽に作れるレシピが多いのも特徴です。
人気の料理講師による、連載やレシピも掲載されているので、自分の好みにあったレシピ本を探す手がかりにしてみてはどうでしょうか?
メリットとデメリット
Kindle unlimitedのデメリットは、ほかの月額雑誌サービスに比べて、料理レシピの雑誌が少ないことです。ただ、それがあまり気にならない大きなメリットがあります。関連書籍が大量に読めることです。
例えば、「オレンジページ」でKindle unlimited対象の本を検索すると、雑誌以外にも読みきれないほどのレシピ関連本の検索結果が表示されます。ほかの月額サービスにはまねできないKindle unlimitedのメリットです。
オレンジページ
こちらも定番の料理雑誌。手軽に作れるレシピが多く、収録レシピも多い感じです。おかずだけでなく、お弁当にも役立ちます。便利な調理道具の紹介もしています。
バックナンバーがかなり遡ることができ、半年前のオレンジページも読めます。 「オレンジページ」で検索すると、雑誌以外にも、面白そうなレシピ本がたくさん出てきます。
NHKきょうの料理
こちらも定番の1冊。旬の食材を中心に、手軽に作れるものから、本格的なものまで、実用的なレシピが載っています。大人向けのメニューが多い印象です。 残念ながら、新作はunlimitedeでは読めませんが、バックナンバーが2冊読めます。
kindle unlimitedなら、「別冊きょうの料理」が読めます。オレンジページほどではありませんが、それなりの種類があります。
少し本格的なレシピ本のおすすめ
Kindle unlimitedで読める、シリーズものの定番のほか、少し専門的なレシピ本を紹介します。 和食、洋食、中華の定番料理のほか、韓国料理やパスタ、野菜など、いろいろなジャンルのレシピ本が揃っています。
紹介するレシピ本の特徴
使う食材は一般的でも、料理工程が多くなるといった感じのレシピが多いです。 料理を美味しくするには、ひと手間加えることが重要なのがよく分かります。
また、調味料の配合で、十分美味しい料理を作ることがわかります。。市販の味付けの素を買う必要もなくなります。
本格的料理をつくるために気をつけること
初見ではどうしても時間がかかるので、普段より早めに料理を始めるのがいいと思います。 料理中にレシピ本を確認するとパニックになりかねません。 調理前にしっかりとレシピを読み、事前に必要な処理を確認しましょう。
調味料に注意
とくに調味料の確認は重要です。 時短料理と違い、調味料をいれるタイミングが同じでないレシピも多いです。 また、あまり家庭においていない調味料を使うレシピもあります。 どこで何を使うのかを事前に確認しておきましょう。
「○○のきほん、完全レシピ」シリーズ
個人的にも、よく使っているレシピ本シリーズです。この「完全レシピ」シリーズは、「中華のきほん」のほか、全5冊出ています。ジャンルごとに、本格的なレシピがしっかり紹介されています。選択肢が多いのは、ありがたいですね。
※2022年8月現在「パンのきほん」はunlimitedの対象ではありません。
ここがおすすめ
「もう少し詳しく書いてほしいのに」と思ったことはありませんか? この本なら、その心配がありません。料理の手順が細かく別れており、本格的に作るためのコツが丁寧に書かれています。材料ページには、料理の説明と注意点が書かれています。何を意識して作ればいいかが、わかります。至れり尽くせりです。
見やすい
「この料理本は、写真が少なくて読みにくい」と思ったことはありませんか? 文字ばかりの料理本だと、読むだけで疲れてしまいますよね。 この本は大丈夫、とにかく見やすいです。材料のページと料理のページが別になっており、なんと料理の手順ごとに写真付きです。どんな状態にすればよいかを、写真で確認できます。
ここが気になる
初心者向けではない
タイトルに「〇〇のきほん」とついていますが、料理の基本の本ではありません。谷昇シェフのフレンチであれば、「本格的なフレンチのきほん」が書かれています。詳しく書かれている反面、細かい作業が多いので、料理初心者にはおすすめできません。上手く作るためのテクニックを知りたい人や、少し本格的に作りたい人におすすめです。
いろいろ確認が必要
レシピによっては、あまり一般家庭に置いていなさそう材料が必要になります。作る前に確認しましょう。 また、短い時間に複数の作業が必要なレシピもあるので、料理中に確認する時間が無い場合があります。作る前には、材料だけでなく、料理の手順も確認しておきましょう。
「きちんと定番COOKING」シリーズ
こちらも種類が豊富なシリーズです。「本当においしく作れる洋食 」など、全6冊。
Kindle unlimitedで読めるのは?
Kindle unlimitedでは、洋食、和食のほかに、イタリアン、韓国料理が読めます。
このシリーズでは、その他に「肉料理」「タイ・ベトナム・インド料理」と、とんがったレシピ本も出ていますが、残念ながら電子書籍化されていません。
ここがおすすめ
「本当においしく作れる」のタイトル通り、料理をおいしくするためのコツがつまっています。 特別な食材を使わなくても、ちゃんとした手順で料理すれば、美味しいものが作れることがわかります。 手間を惜しまない人向け。 レシピの収録数も多いです。洋食・和食の本で、ほとんどの定番レシピをカバーできます。
料理工程も写真つきで、丁寧に解説されています。重要なポイントにはマーカーが引いてあります。
韓国料理
このシリーズでは、しっかりとした韓国料理のレシピ本も出ています。少し調味料をそろえるレシピもありますが、韓国料理に興味ある人は必読です。韓国料理のことがよくわかります。
気になるところ
字が小さいので大型タブレット推奨です。料理工程が細かいこともありますが、少し古い本はスマホやタブレット向けに作られていません。 手間をかけてつくるので、それなりに調理時間もかかります。ただ、その分美味しいものが食べられると思います。
二つ星フレンチ元料理長が教える おうち格上げレシピ
Youtubeも大人気の二つ星フレンチ・元料理長が手掛けているレシピ本。「おうち格上げレシピ」のタイトル通り、 料理の腕をワンランク上げる知識が詰まった1冊です 。 中・上級者向けの本だと手に入れづらい食材があるレシピもありますが、比較的そろえやすい食材のレシピが多いです。一部のハーブやスパイスは買ってくる必要があるかもしれない。
ここがおすすめ
どう調理すれば美味しくできるのかが、わかりやすく説明されています。 手間をかける箇所では、写真つきで、その理由が丁寧に説明されています。なぜこの工程が必要なのかがよくわかります。 レイアウトもおしゃれで、電子書籍向けに作られています。 タブレットでもかなり見やすいです。
気になるところ
とてもわかりやすく丁寧に作られている反面、レシピ数は控えめです。物足りないない人はYoutubeで補ってください。
Youtube: 鶏もも肉の焼き方
焼き方の違いや、ちょっとした手間で、仕上がりが変わることがよくわかります。
PASTA ―基本と応用、一生ものシェフレシピ100
ここがおすすめ
この本があれば、ゆで方・乳化などの基本から下準備、作り方まで、パスタのことがひと通り分かります 。ベースとなるパスタのゆで方は、写真付きでかなり丁寧に書かれています。 巻末にはパスタに使う食材の説明があるのが、ありがたいです。
パスタの日々
副題の「レシピ100」の名前の通り、レシピの数はかなり豊富です。毎回違うパスタを作っても、なかなか作りきれないのではないでしょうか? トマトソース、オイルソース、クリームソースなど、ソースごとにたくさんのバリエーションがあります。ソースにどのような食材を組み合わせればいいのかがわかります。
文字は小さめ
レシピはシンプルにまとまっており、下準備がリスト化されていてわかりやすいです。 ただ、文字が小さく、情報量が多いので、大きめのダブレットがおすすめです。 パスタと合わせるメニューも載っていますが、こちらはおまけといった感じで、簡素なレイアウトになっています。
VEGETABLE 真中シェフの野菜のおいしい「こつ」レシピ
ここがおすすめ
Pasta(パスタ)」の本もおすすめの真中シェフですが、こちらもおすすめ。肉や魚がほとんど出てこない、野菜がメインの本格的なレシピ本です。ゆで方、焼き方など野菜料理の基本から、ラタトゥイユ、野菜カレーなどメインになる料理まで、ひと通り載っています。
この本を読めば、野菜をおいしく食べるには、どう料理すればいいかがわかります。まずはシンプルなレシピから試してください。ゆで方、焼き方で、野菜のおいしさが変わりるのがわかります。野菜好きな人にこそ読んでほしい1冊です。
サラダの作り方
わりとテキトーに作る人も多そうなサラダですが、しっかりとした作り方が載っています。また、ちゃんとサラダにかけるレッシングやトッピング、野菜ソースの作り方も載っています。
ここが気になる
基本的に、塩とオリーブオイル、ビネガーなどかなりシンプルな調味料で味付けされています。 そのため、レシピでも書かれていますが、スープなどはかなりのうすめの味になります。 食材や調味料の影響もあると思います。
私は薄味ですが、スープや煮込み料理などは、結局ブイヨンやコンソメなどを足してしまいます。メインの味付けが塩なので、単に、塩加減の調整に慣れていないだけかもしれません。
文字が小さめ
また、[PASTA]と同じシリーズの本なので、やはり字は小さめです。1ページの情報量が多いとも言えます。古めのレシピ本全般に言えることですが、タブレットでも10インチは欲しい所です。
ル・マンジュ・トゥー 谷 昇シェフの ビストロ流 ベーシック・レシピ
ここがおすすめ
最初に紹介した「完全レシピ」で「フレンチのきほん」を出している、谷昇シェフのレシピ本です。この本はフレンチの本というよりは、洋食の基本レシピが中心です。ハンバーグやオムライス、コロッケなど、定番料理をおいしく作る方法が載っています。もちろん、ラタトゥイユなど、定番料理以外のフレンチレシピも載っています。
定番料理に一手間
料理工程も写真付きで、丁寧でわかりやすく作られています。普段作っている定番料理に一手間加えたい人におすすめです。また、その料理に対するシェフの考え方が、メニューごと書かれていて、読み物としても面白いです。
ここが気になる
「ベーシック・レシピ」という名がついていますが、初心者向けではありません。丁寧な書かれている分、料理工程も多めのレシピが多いです。 また文字が小さいので、大きい画面が推奨です。
調味料・味付け
定番のレシピ本のほかにもおすすめなのが、味付け、調味料のレシピ本です。調味料の配合を覚えておけば、適当に料理するときでも味がぶれなくなります。 また、調味料のレシピが1冊あると、いろいろ重宝します。サラダや肉に、自分の好みや気分で味付けできます。 市販のドレッシングが苦手な人は、自分で作ってみてはどうでしょうか?
調味料とたれ&ソース568
ここがおすすめ
料理のバリエーションを簡単に増やしたいと思ったことはありませんか?そんな人におすすめなのがこの本です。 ひとつの料理に対して、複数の調味料の配合を紹介してくれる、すごい実用的な料理本。 しょうが焼きだけでも、
- 基本
- 中華風
- 洋風
- さばっり
- みそ
と5種類あります。肉じゃがやから揚げ、焼きそばなど定番の料理から、ピクルスや卵かけごはんまで、豊富なバリエーションを教えてくれます。自分の好みに合う味付けが見つかると思います。
タイトルに「568」とついているだけあって、ジャンルが多彩。ドレッシングやつけだれ、フラーバーソルトやフレーバーオイルなどの調味料の作り方も載っています。 醤油はこういう種類があり、こういう特徴といった調味料の説明もあります。調味料の本はこの一冊で十分だと思います。
気になるところ
あわせ調味料がメインの内容なので、料理工程の説明は潔いほどあっさりしています。本格ソースのレシピ本とはまた違いますが、家庭で使うには十分すぎる1冊です。
割合で覚える和の基本!

なかなか料理の味付けは難しいですね?そもそも基本の味を作るのに、どの調味料を使えばよいかわからないことがありませんか? この本を読めば、基本の調味料(しょうゆ、みりん、だし)の配合が覚えられます。分量ではなく、[しょうゆ:みりん]を[1:1]のように、割合で書かれているのがポイントです。
ここがおすすめ
味付けの本
最初に読んでほしいのが、調味料のコラム。本みりんや日本酒がいい理由や、だしについてが書かれています。
この本を読めば、しょうゆ、みりん、だしの使い方が簡単にわかります。煮物にはこの割合、汁物にはこの割合というように、作る料理によって割合を覚えられるようになっています。
煮物の場合
[しょうゆ:みりん:だし」
=
[ 1 : 1 :8 ] の割合
幅広い和食レシピ
メインのおかずから、簡単なものまで、和食レシピが手広く載っています。レシピ自体はシンプルな物も多いので、調味料の味を確かめるのにちょうどよいです。
巻末に載っている割合早見表は便利です。レシピごとに必要な材料がひと目でわかります。
ここが気になる
ほとんどのレシピは作業手順の写真がなく、説明もざっくりしています。小さい文字で、作業手順がくっついて書かれているため、読みにくいです。調味料の割合を覚えたら、ほかの料理本で試すのもよいと思います。 ちなみに、写真付きのレシピには、料理のコツが詳しく書かれています。
使っている調味料
シンプルな配合をしているので、調味料の味が味に直結します。この本には著者の村田さんが、普段使っている調味料が紹介されています。Amazonでも購入できるので、興味のある人はチェックしてみましょう。