サメ、イルカ、シャチのことをどれくらい知っているでしょうか?今回紹介するのは「海の生き物」のことわかる「BBC earth」おすすめの動物ドキュメンタリー。海の動物たちの生態とは?ラッコやタコなど、個性的な作品も。海の大自然に住む野生動物たちをご覧ください。プライムビデオで見れます。
皆さんはサメ、イルカ、シャチのことをどれくらい知っているでしょうか? 今回はそんな海の生き物をテーマにした、動物ドキュメンタリー作品を紹介です。 サメの種類は500種類、シャチは地域で種類が違う、パリピなイルカたちなどなど、海の生き物たちの驚くような情報がつまっています。 今まで知らなかった海の生き物の賢さや生態がわかるだけではなく、地上とは違ったきれいな景色も楽しめます。
プライムビデオで見れます
今回紹介している作品は、Amazonのプライム・ビデオで見ることが出来ます。プライムビデオには、プライム会員特典で見れる作品とレンタル作品があります。
info ボタンの説明
ボタンを押すとAmazonプライムビデオの製品紹介ページへ飛びます。デジタル配信版のほとんどは「レンタル・購入」版がありますが、まれにプライム会員専用や、レンタル専用の製品があります。基準はよくわかりません。
- prime … Amazonプライム会員であれば無料で視聴できます
- レンタル・購入 … レンタルもしくは購入すれば視聴できます
- NHK … AmazonのNHKオンデマンドで視聴出来ます
海の生き物がテーマの作品
サメ、シャチ、イルカなど、海の動物達を題材にしたドキュメンタリー作品の紹介です。 サメ好きであれば、サメだけを存分に楽しむことが出来ます。 知れば知るほど面白い、海の生物たちを見てみましょう。
シャーク~海洋の覇者~(吹替版)
映画で出てくるのは恐怖の対象としての巨大なサメ。 ドキュメンタリー作品で見るのは、オットセイを追いかけるサメの映像ばかり。これではサメの魅力はまったく伝わりません。
よく見るサメのシーン
※映像は「Spy in the Wild(リラックス・アニマルズ)」になります。
サメと言っても、世界中になんと500種類います。この作品では、ホオジロザメやジンベイザメなど、有名なサメ以外にも、個性豊かなサメたちが続々と登場します。 この作品を見たあとには、サメに夢中になっているはず。
こんな内容
冒頭でも述べましたが、サメの種類はとても多いです。 世界中に生息し、海の中なら、浅瀬でも、深海でも見つけることが出来ます。 この作品ではいろいろなサメが見られるだけでなく、その生態や情報も知ることができます。身体的特徴だけでも、生え変わる歯や、骨がないなど、びっくりすることばかり。知れば知るほど変わった生物です。
個性豊かなサメたち
グレートバリアリーフでは14種類のサメが住んでいますが、中には小さいサメもいます。 60センチに満たないヒョウ柄のマモンツキテンジクザメ。彼らは、波が引いた潮だまりでエサを狩ります。潮だまりの水がなくなったときには、2段構えの対象法を見せてくれます
マングローブの森ではレモンザメの子供が過ごしています。レモンザメは卵を産まずに、複数の子供を体内で育てるサメ。産卵もサメによって違うことがわかります。出産直後に海に返ってしまう母親。自然の生存本能の凄さが見られます。
深海のサメ
もちろん深海に住むサメも登場します。北極の深海に住んでいるニシオンデンザメは、食料捕獲のために明るい場所にやって来ます。透き通った海の中をゆったりと泳ぐ姿は幻想的で、なんとも雰囲気のあるサメです。
深海ならではのホラー要素を持ったサメも、また魅力的です。 赤いエラを持つラブカの見た目は恐怖そのもの。視覚に頼らずに魚を狩るミツクリザメの食事シーンは、ホラーの演出そのものです。小さい子が見たら、トラウマになりかねない迫力です。
そのほかの見どころ
かなり内容の詰まった作品なので、見どころはまだまだあります。 アカシュモクザメやイトマキエイは、パートナーを探すときに集結するのですが、その数が尋常ではありません。CGであればやり過ぎだと言われそうな数が集まります。この作品では、サメの近縁のエイも登場しますが、水中からアクロバティックに飛ぶ姿など、見ごたえある面白い映像になっています。
そのほかにも、サメの独特な産卵、人間との関係、もちろんホオジロザメの狩りも見られます。凶暴なイメージが先行するホオジロザメですが、この作品では、争いを避け、社会性をもつ賢い一面が見られます。
シャチ~優しい殺し屋~
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シャチ~優しい殺し屋~ (吹替版)
- 2015年 52分
- プライム会員特典
シャチの印象は、クジラやアシカなどの海獣類を襲う「海のギャング」のような、サメと同様に凶暴なイメージを持っていませんか? この作品を見れば、そんなシャチのイメージが変わります。もちろんアシカなど、海獣類を狩るシャチもいますが、そういうシャチばかりではないのがよく分かると思います。シャチの賢さがよくわかる内容です。
Youtube:アシカを襲うシャチ
別の作品の映像ですが、シャチのイメージはこんな感じでは?狙われたら、ひとたまりもありません。
こんな内容
シャチは1種類ではない
シャチは世界中の海に生息しており、文化的にはなんと10種類のグループに分かれていることがわかります。文化が違うので、その生活様式は多彩です。 また、定住型、回遊型と2種類のタイプにわかれています。
この作品では、シャチの違いについて詳しく説明されています。種類や文化によって、見た目や食べ物・狩りの方法まで、いろいろな違いが見られます。
シャチの狩り
とくに狩りでは、シャチの賢さがよくわかります。やみくもにただ獲物を襲うのではなく、作戦をもって、チームワークで狩りをします。
海獣類の狩りや、ニシンの群れを狩る方法も、地域ごとに違いが見られます。シャチの文化と多様性がよくわかります。
シャチの社会性
シャチは思いやりの感情があるのかもしれません。作品の最後には、満足に泳げないシャチのスタンピーが登場します。厳しい自然界で、彼はどのようにして生き延びているのでしょうか?シャチ社会の関係性が見られます。
Youtube:驚くべきシャチの狩り
こちらは最新作「フローズンプラネット2」の映像。シャチの賢さがよくわかります。
潜入!スパイカメラ イルカ 大海原の狩人
イルカのことが知りたいのなら、この作品がおすすめです。スパイカメラとともに、とても楽しそうなイルカたちを存分に見ることができます。
Youtube: 波を楽しむイルカたち
波乗りが楽しいのはイルカも同じようです。
こんな内容
イルカの種類ごとの違いがよくわかります。バンドウイルカのオスの群れはとにかく楽しそう。明らかにパリピです。 世界中に住むバンドウイルカですが、地域ごとの違いが紹介されています。母イルカの子育てにも密着しています。 ほかにも、スピンして飛ぶハシナガイルカ、イワシの大群を群れで狩りするハセイルカなどが登場します。
賢いイルカ
この作品を見ると、イルカは、好奇心旺盛で、社会性の高く、とても賢い動物なのがよく分かります。仲間意識も強く、いろいろな方法でコミュニケーションを取ります。 イルカが物を使って楽しむ姿も見られます。海藻で遊んだり、贈り物をしたり、さらには麻薬を嗜んだりします。
漁の違い
イルカには地域性があり、場所ごとに漁の方法が違うことがわかります。小魚を逃げられないようにまとめたり、岸辺に追いやったり、土の中の魚を捕まえたりと、いろいろな行動が見られます。
シャチ
イルカのほかにもシャチが登場します。シャチの場面ではスパイカメラが登場しませんが、気にならないと思います。 シャチも地域や群れによって、漁の方法が違うことがわかります。なかにはイルカを狙うシャチもいます。
Youtube: スパイカメラ
「スパイカメラ」シリーズなので、カメラも紹介。 ウミガメカメラのほかにも、イカカメラなど、いろいろなスパイカメラが登場します。
関連作品の紹介
BBCでは、イルカの子育てがメインの作品もあります。残念ながら、映像が乏しい。
母イルカの愛と勇気(字幕版)
info シャチとイルカの違いについて
実はシャチとイルカ、呼び名は大きさで区分されているようです。と言うか、クジラも含めて同じ種類に分類されています。
ラッコ親子の別れと再会
こんな内容
この作品を見ても、大自然の海に浮かんで過ごしているラッコたちはあまり見られません。ラッコの生態がメインではありません。 マリーナで娘を育てるちょっと変わったラッコの親子の物語です。海の上ではなく、桟橋の上で子育てをするところから始まります。
引き込まれるストーリー
目新しい映像ではありますが、前半はわりと単調な作品です。この作品の魅力は、中盤からのストーリー展開。 序盤がパッとしないのに、見ている間に、いつの間にか引き込まれているマンガや映画などと同じ感じです。
いろいろな感情をわき起こしてくれる、ストーリー性の高い作品。自然でたくましく生きるラッコの姿が見られます。
1983年?
prime videoの作品紹介では、1983年の作品になっていますが、さすがにそんな古くありません。 作中にやたら古い船が出てきたり、映像が微妙に古いので、錯覚してしまいますね(笑)。 レンタルの作品紹介では、2010年制作になっています。
タコ 我が家へようこそ
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タコ 我が家へようこそ(吹替版)
- 2018年
- プライム会員特典
こんな内容
BBC 「Natural world」には、タコをテーマにした作品もあります。 こちらは家の中でタコを飼って観察するという、なんともニッチな内容になっています。 ちゃんと海のタコの行動も見られます。
メインの内容自体は、面白そうな企画に反して、地味な作品です。しかし、タコの驚くような生態や魅力は十分伝わると思います。やはりタコの擬態能力の高さには、目を見張るものがあります。
海を舞台にした作品
こちらは個別の生物ではなく、海全体を舞台にした作品です。海のドキュメンタリーの見どころが、ギュッと詰まった内容です。定番の光景ももれなく見ることが出来ます。
ブループラネット(字幕版)
海の世界をじっくりと見たいのなら、この 「ブループラネット」がおすすめ。海のドキュメンタリーを網羅した内容になっています。深海、北極・南極、珊瑚の海など、世界中の海にいる野生動物たちを見ることができます。 また、ホッキョクグマや海獣類、ペンギン、海鳥など、海の生活をしている野生動物も登場します。
2001年の作品なので、さすがに時代を感じさせる映像ですが、内容はすごいです。大群で現れる魚や、鳥の数が尋常ではありません。 このまま環境が変わっていけば、見ることが出来なくなるだろう、素晴らしい海の世界が収められています。全8話。
こんな内容
集大成
イルカやサメ、クジラなど、海のメジャー生物が全編を通して何度も登場します。 ものすごい数のサメの大群や、イルカやシャチの狩り、いろいろな種類のクジラなど、この作品だけでかなりの情報がつまっています。
ウミガメの産卵、カニの大行進、小魚に集まるお祭り騒ぎの捕食者たちなど、動物ドキュメンタリーの有名なシーンや、サンゴ礁やケルプ、マングローブの森など、海の生態系を支える重要な場所など、この作品だけで見ることが出来ます。
おすすめ
第2話の「深海」はとくにおすすめです。カラフルだったり、グロテスクな深海生物が、代わる代わる登場する、深海生物図鑑のような内容です。生物のアップの映像が多いので、画質の低さもそれほど気になりません。
イチオシは、泳ぐコウテイペンギン。地上では、ぽっちゃり、ゆったり行動する印象ですが、海の中では別人です。岸に上がるときはロケットのように飛んでいきます。 こちらは第4話に登場します。
Youtube: ブループラネット
「ブループラネット」はこんな内容です。10:10~からの魚の大群、その後のサメの大群を見てほしい。
いろいろなクジラや、小魚に集まる捕食者、たくさんの鳥たちなど、見どころ満載です。
ブループラネット2
「ブループラネット2」は、圧倒的な映像美で、今まで見たことのない海の生物たちの行動が見られる「BBC earth」の看板作品。もちろんドキュメンタリーの定番映像や、イルカやクジラなど、海の人気者たちを、より鮮明な映像で楽しめます。動物ドキュメンタリーの中でも、最もおすすめできる作品のひとつです。
舞台は「深海」「サンゴ礁」「大海原」「緑の森」「海岸」。全7話で、第1話が今作のプロローグ、第7話が撮影秘話になっています。第1話もダイジェストではなく、独自の映像で作られています。
Youtube: 公式トレーラー
こんな内容
驚きの映像
鳥を食べるでかい魚(ロウニンアジ)、計画的にキハダマグロを追い込むアシカ、存在感のえぐいコブダイ、ハタの大群など、驚きの映像がたくさん見れます。
Youtube: 鳥を食べる魚!!
映像技術
従来の作品に比べ遥かに進歩した映像技術がふんだんに盛り込まれています。イルカやウミガメ、クジラが泳いでいる姿だけでも、その進歩を感じさせます。当然のように撮影機器も進化しており、海中と空中を1画面で撮影するなど、今までに見たことがない映像が楽しめます。
前作との比較
ニシンやイワシに集まる捕食者たちのお祭り騒ぎや、クジラやイルカ、ウミガメ、サメやエイなどなど、前作に登場した野生動物やその行動を、息を飲むような高画質で見られます。
前作と同じ地域も登場します。サンゴ礁やケルプの森が、前作よりきれいな映像で楽しめます。前作と同じ地域も登場します。サンゴ礁やケルプの森が、よりきれいな映像で楽しめます。
環境問題
この作品では、海の生物に降りかかる環境問題についても触れています。 温暖化の影響を受けるサンゴ礁の変化や、流氷の減少、プラスチックごみの問題など、現在直面している問題がよくわかります。
前作から見たい人は、順番に見るのがおすすめです。さすがに16年の映像技術の差が際立ってしまいます。 2022年6月現在、この作品シーズンレンタルが980円で、購入が1050円。まとめて見る人は購入がおすすめ。
大西洋 野生の大海原
こんな内容
日本にはあまり馴染みのない大西洋が舞台。大西洋の大自然を支える仕組みや、そこに住む生物・人間たちを追った作品です。 クジラやマナティを見ることができ、特にイルカは、いろいろな行動で楽しましてくれます。
「北大西洋」では、生態系を支えるメキシコ湾流を北上しながら、豊かな生態系が紹介されます。「南大西洋」では、海底火山を中心に、深海や島々の紹介。生物の紹介だけでなく、海流の仕組みや海底火山の説明など、いろいろな知識が詰まった内容になっています。
第3話の「熱帯大西洋」では、色鮮やかなカリブ海とマングローブの森が中心。そこに住む生物たちを楽しめます。北・南大西洋のような難しい説明もなく、気楽に楽しめる内容です。