Kindle Unlimited(アンリミテッド)のサービス内容、検索方法、解約方法などを、自分の感想を含めて説明しています。読み放題サービスはお得なのか、どう使うのか参考にしてください。

評判がイマイチ?のKindle unlimited(キンドル・アンリミテッド)ですが、私はサービス開始当初から利用しています。残念ながら、現状は、自分の読みたい本が読める夢のサービスとは言えません。
しかし、少し人を選びますが、十分魅力的なサービスに違いありません。どんな人におすすめなのか、今までの感想も含めて、メリット・デメリットを中心にわかりやすく説明します。
※最近の更新:H29.10.13
など、加筆修正しました。

Kindle unlimitedとは?
サービス内容
月額980円の読み放題
kindle unlimitedは月額980円の読み放題サービスです。サービス対象であれば、本だけでなく漫画や雑誌、洋書も読むことができます。
Kindle本に kindleunlimited のロゴがある本が、サービス対象になります。
小さな図書館
イメージ的には小さな図書館です。メジャーな本はあまり読めませんが、本の数は割りとあり、ジャンルもひと通りそろっています。一度に10冊まで借りることができます。
本だけでなく、雑誌、漫画も借りることが出来ます。雑誌の種類は多くはないですが、ちゃんと最新号が読めます(※バックナンバーのみもある)。
Kindleがなくても読める
Kindle端末を持っていなくても、アプリをインストールすれば、PC、携帯端末で読むことができます。雑誌は、PCやタブレットのほうが読みやすいですね。
メリット・デメリット
Kindle Unlimitedは人を選びます。残念ながら、デメリットも多いので、読みたい本があまりない場合もあると思います。このサービスを利用する前に、自分にメリットがあるか確認しましょう。
メリット
- 気軽に読める
- 片っ端から読める
- 雑誌・漫画も読める
- 洋書が充実
- 無料体験がある
デメリット
- サービス対象から外される
- 一度に10冊しか借りられない
- 検索方法がわかりづらい
- メジャーな本が少ない
- 低価格の本が多い
メリット
unlimitedはシンプルなサービスです。とにかく読み放題であることが最大のメリットになります。
気軽に読める
読み放題なので、本代を気にせず、雑誌の立ち読み感覚で読めます。タイトルが面白そう、売れているからなど、気になったら借りるでOKです。
お金を払う気はしないけど、少し気になる本も気軽に読めますね。
片っ端から読める
unlimitedは、調べ物をするときや参考書が必要なときに便利です。調べたいキーワードで検索して、サービス対象の本があれば、片っ端から読むことが出来ます。
本自体はたくさんあるので、読む本がなくなるということはありません。ただし、ジャンルによって偏りがあるので、あまり良い本が見つからないこともあります。
雑誌・漫画も読める
unlimitedは本だけでなく、雑誌・漫画も読み放題です。読む雑誌・漫画があるかどうかは、サービスを利用する際の目安になります。
毎月自分が読んでいる雑誌や、読みたい漫画がサービス対象にあれば、ずいぶん元が取りやすくなります。
洋書が充実
和書よりはるかに読める本の量が多いです。英語の本だけでなく、様々な言語をカバーしています。とにかく洋書を読みたい人にはおすすめです。
ただし、本自体は和書と同じで、低価格のものが中心のようです。

30日の無料体験がある
Kindle Unlimitedに、月額980円の価値があるのかどうかは、利用してみないとわからないと思います。読む本はあるのか、どのくらい読めるのかなど、まずは30日間の無料体験で確かめてみましょう。
無料体験を利用する前に、読みたい本を調べることをおすすめします。無料体験中に、読めるだけ読んでしまいましょう。
公式サイト
デメリット
残念ながら、デメリットが結構あります。サービス開始当初からあまり進歩していません。
サービス対象から外される
unlimtedの一番のデメリットは、サービス対象から簡単に外されることです。サービス開始当初は今より充実していましたが、良書はほとんどサービス対象外になってしまいました。
しかも、いつサービス対象から外されるか分からないため、読みたい本はストックする必要があり、貸出上限の10冊はすぐに埋まってしまいます。お気に入りの本は、安いときに買ってしまうほうが良いかもしれません。
本を借りたままにしておけば、サービスの対象外になっても、返却するまで読むことができます。
検索方法がわかりづらい
読み放題対象の本をキーワード検索する方法が分かりにくいです。なぜかunlimitedの専用ページ(Webページ)からは、新着タイトルしかキーワード検索が出来ません。
そのため、unlimited利用者でも、キーワード検索ができるのを知らない人もいると思います。使い勝手が大きく変わるので、ぜひ覚えてください。
キーワード検索の方法(雑誌の場合)
今回は雑誌で説明します(説明しやすいため)。Kindleストア・Kindle本・コミックでも、同じように検索できます。まずはWebページのKindleストアに移動してください。
- 上段メニューから [雑誌] を選択
- 左側メニューの [カテゴリ] の [読み放題対象タイトル] をチェック
- [キーワードを追加] から検索

メジャーな本が少ない
読み放題サービスと歌っている割には、サービス対象外の本が多すぎます。とくに、小説が目当てであれば、まるでおすすめできません。
なぜなら、メジャーな作家さんの本がほとんど読めないからです。夏目漱石などが読める、無料の古典本のほうがはるかに充実しています。
公式サイト
雑誌・漫画も少ない
雑誌をメインにサービスを考えているのならば、楽天マガジンやDマガジンなど、ほかのサービスをおすすめします。unlimtedより種類が多く、月額400円ほどで読み放題です。
漫画については、暇な時に読むのであれば十分ですが、古い漫画が中心です。そこそこ種類はあるので、読みごたえはありますが、新しい漫画は期待しないほうがよいです。
たまに、宣伝もかねてなのか、メジャー本や新しい本が、読み放題の対象になることがあります。すぐにサービス対象から外れることもあるので、読みたい本はすぐに借りて、ストックしましょう。
低価格の本が多い
サービス開始当初に比べると300円以下の低価格の本が増えました。反面、300円以上の優良本は軒並みサービス対象から外されてしまいました(全て外されたわけではありませんが)。
低価格の本が増えたのは、本を出版する敷居が低くなった影響もあると思います。これは良し悪しで、いろいろなジャンルの本が手軽に読めるようになった反面、中身のない本もたくさんあります。もちろん、「一流の記憶法」のような良書もあります。
ただし、低価格の本であれば、買ったほうが安い場合もあります。あまり本を読めない月は、雑誌や漫画も読む人でなければ、元は取りにくくなっています。
こんな人にはおすすめ
雑読の人
とにかくジャンルにかかわらず、何でも読む雑読の人にはおすすめです。毎日読んでも読む本がなくなることはありません。時間がある限り、どんどん本を読むことが出来ます。
また、読み放題でなければ読まなかった本と出会えます。好奇心旺盛な人には、とくにおすすめできます。
本も読むけど雑誌も読む
本も読むけど、雑誌も読みたい人にもおすすめできます。本によっては読むのに時間がかかりますが、雑誌は気軽に読める物も多いです。そのため、雑誌を読む人のほうが元を取りやすいと思います。
まずは自分の読みたい雑誌が、unlimitedの読み放題の対象に含まれているか調べてみましょう。
新書好き
書店で新書を買う人は、タイトルで判断して買う人も多いのではないでしょうか?unlimitedもそんな感じで利用すると楽しめます。
読み放題対象本には、レビューの少ない本も多いです。そういう本は、中身を読んでみなければ分かりません。まさにタイトル買いと同じ感覚です。
高評価でレビューの多い本を借りつつも、タイトルだけで借りてみるということが気軽に出来ます。
入門書として
参考書や専門書を買うか迷っている人は、unlimitedを利用してみてはどうでしょうか? 専門書は大抵千円以上するので、良書が見つかれば1冊で元がとれます。まずは入門書になりそうなサービス対象本を探してみましょう。
本の充実度にはジャンルによって変わります。パソコン関連のハウツー本などはひと通りそろいますが、まったく見つからないジャンルもあります。
公式サイト
unlimited 検索ページ ※[キーワドを追加]で検索
おすすめジャンル
デメリットの多いunlimitedですが、中には確実に元が取れる、おすすめジャンルがあります。
レシピ本
毎月レシピ本を買ってしまう人は、unlimitedを試してみてください。なぜかレシピ本は充実しています。本代の節約になるかもしれません。おすすめは「完全レシピ」シリーズです。
和食、中華、イタリアン、フレンチ、あとはパンまであり、料理の基本がわかりやすく説明されています。
公式サイト
ブログ関連本
ブログに興味ある人にもおすすめです。文章の書き方から、SEO対策までひと通り読めます。また、パソコン関連の本も通り揃っています。
また、ブログ記事の資料としても役に立ちます。ただし、内容の薄い本も多いため、良書を探す必要があります。
投資関連(パンローリング)
この記事を書いている17/8/16現在は、サービス対象外なのですが、パンローリングという投資関連で有名な出版社があります。たまにUnlimitedの対象本が増えます。
パンローリングのサービス対象本が増えたときは、迷わずunlimitedを利用しましょう。大体3,000円以上する本が読み放題になるので、確実にお得です。
すぐにサービス対象から外れてしまうので、読みたい本は確実にストックしておきましょう。専門書の場合は読み終わるのに数カ月かかっても、十分元がとれます。
Prime Reading
Amazonプライムでは、新たなプライム特典として、「Prime Reading」が加わりました。基本的な機能は、Kindle Unlimitedと同じですが、読み放題対象本の数が大きく違います。おためし版Unlimitedという感じです。
Kindle Unlimitedが和書だけでも12万冊以上読めるのに対し、Prime Readingで読めるのは、洋書と合わせても数百冊なります。
Kidle Unlimitedを気になっている人は、まずはPrime Readingを試して見てはどうでしょうか? プライム会員でない人は、Unlimitedの無料体験で試してみましょう。
無料体験と解約手続き
無料体験
人を選ぶunlimitedですが、メリットはありそうですか?興味がある人は30日間の無料体験を試してみましょう。
公式サイト
解約手続き
unlimitedだけでなく、プライムなど、amazonのサービスは基本的に自動更新です。更新したくない人は、早めに解約手続きをしておきましょう。解約手続きをしても、30日間は無料体験は継続します。
①アカウント&リストから[お客様のKindle Unlimited]を選択

②[ Kindle Unlimited会員登録をキャンセル]を選択

③終了期間を確認して、[メンバーシップを終了]を選択

手続き完了です。